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‘人が見出すことのできる最も美しい場所

そのように書き残したのは、詩人ウィリアム・ワーズワースでした。19世紀、グラスミアに居を構えた頃のことです。今日でも詩人が語ったグラスミアの美しさに変わりはありません。山麓を満たす湖の名で呼ばれるグラスミアは、ヘルム・クラッグの丘を望む丘陵地のふところに佇む小さな村。ヘルム・クラッグはまた、ライオンと子羊のかたちをした岩(The Lion and the Lambの名で知られる)で有名です。

グラスミアは四季折々の美しい景観でも知られています。それは、まるで季節の万華鏡のよう。春は花々が一斉に咲き誇って山や湖畔を黄色に染め、夏は草刈り後の田園が濃い緑の縞模様に変わり、秋は湖を取り巻く丘が鮮やかな赤茶色のグラデーションで彩られ、真冬には白銀世界が広がる、まさに息を呑むような美しさ

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変わりやすい天候、そして常に旅行者が行き交う村として長く親しまれるグラスミア。その村のただ中に佇む白壁の小さなコテージ、そこにグラスミア・ジンジャーブレッド・ショップはあります。1630年に村の学校として建てられたこのグラスミア・ジンジャーブレッド・ショップは、世界中から来訪者を招いています。昔ながらの緑色の扉を開ければ、ジンジャーブレッドの生みの親セーラ・ネルソンの世界を垣間見ることができるでしょう。ヴィクトリア朝時代に生きたセーラは、1854年から1904年まで、50年の間ここに居を構えて働き続けた女性でしたGrasmere Mapジンジャーの香り漂う店内に足を踏み入れると、その芳しい香りに食欲をそそられてしまうでしょう。それは幸福の香り、心のアロマセラピーでもあるのです.

ひとたびグラスミア・ジンジャーブレッド・ショップに立ち寄って焼きたてのグラスミア・ジンジャーブレッドをお買い求めいただき、そのスライスを口にすれば、たちまち元気が出てきて、村の散策や丘のウォーキングをいっそうお楽しみいただけることでしょう。

もし数時間しか過ごせないというのでしたら、ぜひ村の散策をお楽しみください。毎年誕生日にこの村を訪ねるというあるお客様が書いています。グラスミアは、100年にたった一度だけ霧の中から立ち現れるというスコットランドの神秘的な村ブリガドーンのようだ、と。「グラスミアは、その村のように決して変わることなく、常に平穏を約束してくれる場所です」。

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まさに、その通りです。しかし、グラスミアはさらに多くの魅力に溢れた村。この村を存分に楽しむのに1日では足りません

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グラスミア湖とウォーキング

村を取り巻く丘の麓に輝くグラスミア湖は、湖水地方の中でも最も小さな湖の一つに数えられています。長さ1,500メートル、幅640メートルほどの湖は、個人所有の島が一つ浮かぶ、まさに絵に描いたように美しい景観を誇り、雲一つない夏の晴天時には青空を映してサファイア色に輝いています。途中、交通量のある国道A591沿いを通らなければならないとはいえ、グラスミア湖岸は心踊るウォーキングルート。元気があれば、さらにラフリグ・フェルを登ってみるのもいいでしょう。山頂南側からは目を見張る絶景を堪能できます。ただし、この登頂ルートは小さなお子様には適しませんので、どうぞご了承ください

別のより容易な散策ルートは、グラスミアからワーズワースが終生の家としたライル・マウントまでの遊歩道です。このルートは通称「棺の道(Coffin Route)」と呼ばれ、その昔、ライダルとアンブルサイドよりグラスミアの聖オズワルド教会までの葬送行進の伝統が守られてきたことにちなんでいます。ライダル・ウォーターの湖のきらめきも美しいルートです。

3つ目のおすすめウォーキングルートは、グラスミアからイーズデール・ターンまでの自然歩道。そこはあまり人のいない静かな湖畔で、周囲を暗い丘に取り囲まれた印象深い湖の景観から、かつてドロシー・ワーズワースが『黒い地(Black Quarter)』と名付けた場所です。

Bluebells

ウィリアム・ワーズワースゆかりの地グラスミア

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ダヴ・コテージとライダル・マウントはともに、19世紀ロマン派の偉大な詩人ウィリアム・ワーズワースが暮らした邸宅としてつとに知られています。ダヴ・コテージは、ワーズワースが1799年から1808年まで年間わずか数ポンドで賃貸して暮らした家で、『霊魂不滅のうた』や『義務に寄する頌歌』など、最も偉大な英詩の数々がここで生まれたのでした。また、妹のドロシーが著した著名な『グラスミア日記』も、ここダヴ・コテージが舞台でした。ワーズワースが暮らしていた当時のままを保つダヴ・コテージは、石炭が燃える暖炉や敷石の床、暗褐色の板張りの壁など、詩人の生前の暮らしぶりを彷彿とさせます。コテージのすぐ裏手には、ワーズワース・ミュージアムがありますので、その優れた展示をご覧ください。

1813年、ワーズワースはより広大な敷地を有するライダル・マウントに移り住みます。そして、1850年に息を引き取るまで、詩人の終生の家としました。彼は自ら庭園を設計し、園内の一角に詩作のための東屋を設けています。そこからグラスミアとウィンダミアが望める絶好の場所です。当時、友人の詩人サミュエル・テイラー・コールリッジがしばしば訪ねてきては親交を深めたといいます。

興味深いことに、グラスミア・ジンジャーブレッド・ショップの共同経営者であるジョアン・ハンターの家系には、ワーズワースに関係の深い人たちがいるのです。ジョアン曰く、「私の曽曽祖父母はワーズワースをお茶に招いたと聞いているわ。それから、私が小さい頃、祖父は私をよくダヴ・コテージに連れて行ってくれたの。祖父はダヴ・コテージで火の番をしていたのよ」。

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聖オズワルド教会

ノーザンブリアの王オズワルドの命により、グラスミアの地に最初に教会が建設されたのは642年のことでした。今日の聖オズワルド教会は14世紀に建立され、第1級歴史的建造物に指定されています

味気ない荒塗り仕上げの外観とは裏腹に、教会堂内には、1648年に作られた慈善箱や1725年製造の手すり子付き祭壇レール、また果物と花のデザインをあしらったアーツ&クラフツ様式の説教壇など、興味深い貴重な遺産が歴史的な彩りを添えています。

また、この教会にはウィリアム・ワーズワースとのゆかりも深く、詩人の偉大な業績を讃えた記念碑には、ワーズワースの友人で詩人でもあったジョン・キーブルによる墓碑銘が刻まれています。教会墓地には、ワーズワースが眠るとても素朴なお墓があります.

聖オズワルド教会では、毎年ラッシュベアリング祭(Rushbearing Ceremony)が催されます。村の子供たちがこぞってイグサや草花を会堂内の床に敷き詰めて、この日をお祝いするのです。

お祭りの最後は、グラスミア・ジンジャーブレッド・ショップが子供たちのために特別用意したスティキー・ジンジャーブレッドを堪能。そして、聖オズワルドの記念印を押してもらえば、楽しくも多忙な1日も無事終了です!

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実は、ラッシュベアリング祭は、会堂内の床がむき出しの土だったその昔、聖オズワルドの記念日に皆でイグサを持ち運んで床に敷き詰め、会堂内をイグサの香りで満たして清め、床の保温効果を高めたという伝統にちなんでいるのです。

タフィー・トーマスとストーリーテラーズ・ガーデン(語り部の庭)

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タフィー・トーマスの頭の中は、いつも物語やなぞなぞ、おとぎ話でいっぱいです。その深い文学と文化の泉からお話を汲み上げるかのよう

もとも文学と演劇を指導してきた教職歴を持つタフィーは、広く知られた民俗劇団マジック・ランターンを立ち上げた人。この劇団は、民間伝承や民謡を取り入れた影絵劇やサーカス喜劇で高い評価を得てきました。

しかし、タフィーは36歳の若さで脳卒中に倒れてしまいます。その苦難を乗り越え、言語機能回復のためにと始めた語り部のパフォーマンスで、今やイギリス随一の権威ある語り部として知られるようになりました。タフィーが拠点を置くグラスミアのストーリーテラーズ・ガーデン(語り部の庭)は、なんとグラスミア・ジンジャーブレッド・ショップの道を挟んで真向かいにあるのです。

タフィーの素敵なお話のレパートリーは300を越え、年間を通じて特別なイベントが企画され、このストーリーテラーズ・ガーデンでユニークなパフォーマンスが催されています。イベント時には、暖房用の燃える火鉢を庭園内に設置して雰囲気を盛り上げ、ジャグラーやミュージシャンなどもパフォーマンスを披露してくれます

このストーリーテラーズ・ガーデンの最新イベント情報は、www.taffythomas.co.ukをご覧ください。

 

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ヒートン・クーパー・スタジオ

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美術を愛するすべての人におすすめなのが、このヒートン・クーパー・スタジオ。村の中心の公共広場の真向かいにあるヒートン・クーパー・スタジオには、息を飲むような絶景を誇る美しい湖水地方の自然を主題にした質の高い絵画や彫刻作品が展示されています。

画集『Hill of Lakeland(湖水地方の丘)』の成功で1938年にオープンした当ギャラリーは、たちまちグラスミアの人気スポットになりました。

今日では、3つのギャラリースペースにヒートン・クーパーとその血を引く美術家たちのオリジナル水彩画を含むプリント作品100点余が一堂に展示され、またオフィーリア・ゴードン・ベルの彫刻作品も多数展示、さらに画集やポストカード、上質の画材も豊富に取りそろえています。

ヒートン・クーパー作『グラスミア

 グラスミア運動会

1868年に恒例行事として始まったグラスミア運動会は、第1次および第2次世界大戦の間を除いて毎年必ず開催される重要な年間行事となっています。

毎年8月に開催されるこの運動会では、カンバーランド・レスリングおよびウェストモーランド・レスリング、高原徒競走、トレイルハウンドのドッグレースなど、美しい湖水地方の山々を背景に伝統競技が繰り広げられます。グラスミア・ジンジャーブレッドもスポンサーとしてこの行事を応援しています.

Grasmere Sport

川岸のウォーキングと公園

Riverside Walk

グラスミア・ジンジャーブレッド・ショップのすぐ脇を流れるローゼイ川。ここは、この川岸を伝うウォーキングルートの始まり。ローゼイ川は、蛇行しながらグラスミア村を流れ、グラスミア湖に注いでいます。

乳母車を押しての散策もよし、小さなお子様連れでもよし、お子様連れのお母様にはまさに最適のルートです。もちろん、車椅子でのアクセスも整備されています。このローゼイ川の畔を行く遊歩道は、ピクニックやボールゲームを楽しむ人々で賑わうグラスミア村の公園へと連なっています。まさに、夏の午後のひととき、無駄遣いせずにのんびり過ごすのにぴったりのウォーキングルートです。

ボートを漕ぎ出せば、そこはおとぎの国

グラスミア湖を手漕ぎボートで楽しむというのは、殊にきらきら輝いて周囲の丘や空に浮かぶ白い雲を鏡のように映している夏は、まさに真夏の“日”の夢というもの。

 

湖の真ん中まで漕ぎ着けたら、一息ついてくつろぎ、身を横たえてボート脇に水をピシャピシャとかけて心を解放し、想像の世界に羽ばたいてみれば、そこは湖上や丘を妖精たちが飛び交うおとぎの国。ボートの上で夢見心地!

Faeryland

グラスミア劇団

第2次世界大戦終結後、グラスミア劇団は『十二夜(Twelfth Night)』、『陽気な幽霊(Blithe Spirit)』、『夜の来訪者(An Inspector Calls)』など世界的に知られる演劇の上演に力を注いできました。

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夏とクリスマスの上演は、常に一般大衆ばかりでなく評論家をもうならせるほど好評で、地元はもとより全国的にもファンが多く、グラスミア劇団は高い人気を誇っています。

実は、グラスミア・ジンジャーブレッド・ショップの焼き菓子職人の一人ナイジェル・プリケットはこの劇団員で、一度たりともセリフに詰まったことはありません。そればかりか、ベーカリーで仕事に励んでいる時も、自分の役回りのセリフを練習していたりするのです。公演はすべて、村の公園の隣、ブロードゲイトのグラスミア・ホールにて催されます。

湖水地方芸術家協会

湖水地方芸術家協会は、ジョン・ラスキンの秘書であったW. G. コリンウッドにより1904年に設立されました。湖水地方で高い人気を誇る当協会は、夏と冬に定例展覧会を開催しています。グラスミア・ホールにて毎年開催される夏期展は1万人に及ぶ来訪者で賑わい、ペンリスのレゲッド・センターでの冬期展は協会会員のみの秀逸な作品が一堂に展示され、いずれも好評を博しています。

画家たちは美しい風景画や肖像画、動物・植物をテーマとしたワイルドライフなど多様なジャンル・多彩な画材で絵画作品を、また彫刻家たちは石、木、セラミックなど素材も様式も異なるいろいろな形態の彫刻作品をそれぞれ発表し、美術愛好家やアートコレクターはもとより、一般来訪者の目をも大いに楽しませてくれます。

宿泊

グラスミアには、選りすぐりのホテルやB&Bが多数あります。皆様のお好みに合わせたご宿泊をお楽しみいただけます

英国自動車協会(AA)4つ星に輝くダフォディル・ホテル&スパは、上質のお食事とジャーメイン・ド・カプチーニ提供の豪華なスパで高い評価を得ています。同じく4つ星を持つワーズワース・ホテルはグラスミア村の中心に位置し、薪の燃える暖炉がお客様にくつろぎのひとときをお約束します。上質のお食事もお楽しみいただけます。また、1650年に馬を交換できる旅宿として創業したスワン・ホテルは3つ星ホテル。歴史深い趣をお楽しみいただけます

Where to stay

4つ星のローゼイ・ガーデン・ホテルは、素晴らしいガーデン・レストランにリバーサイド・スパを備えた、モダンな装いが美しいホテル。そして、モスグローブ・オーガニック・ホテルは、その名の通りエコフレンドリーな上質のホテルで、ベジタリアンのお客様には最適。さらに、グラスミアから徒歩でわずかの距離にあるランクリッグ・カントリーハウス・ホテルもおすすめです。

グラスミアには、他にも評判のいいホテルやB&Bがいくつかあり、セルフ・ケータリングでの宿泊をお楽しみいただけるオプションもあります。村の中には食品のストックも豊富なコープ(コンビニエンスストア)もありますし、雨天時には暖炉のそばでゆっくり楽しめるジグソーパズルを専門に取り扱っているニュースエージェント(新聞販売店)もありますので、どうぞご利用ください。

アランバンク

ウィリアム・ワーズワースがかつて住んだことで知られるアランバンクは、2011年に起こった火事で半焼してしまいましたが、その後きれいに修復され、現在ナショナル・トラストのインフォメーション・センターとなっています。センター内には、ショップおよびカフェもあります。

また、敷地内には心地よい森や小川、池があり、森の中にはヴィクトリア朝時代に作られた展望トンネルもあって、ご家族でお楽しみいただけます。

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Local Shops

お店

グラスミアには、衣類、ウォーキング&クライミング用品、オリジナル絵画やクラフト品、本やお土産などを取り扱う、様々なお店が軒を連ねています。特に高原のウォーキングや登山がお好きな皆様には、カニンガムズやマウンテン・ウェアハウス、エッジ・オブ・ザ・ワールド、その他二つの個人経営のお店がおすすめです。

Where to eat

お食事

グラスミアには、旅行者の皆様に存分にお楽しみいただける質の高いカフェやティールームが多数あります。また、ホテルやパブにてランチおびディナーもご堪能いただけます

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駐車場

グラスミアには時間制限付き路面駐車場のほか、ブロードゲイト・メドー(Broadgate Meadow)、ストック・レーン(Stock Lane)、レッドバンク・ロード(Red Bank Road)の3箇所に料金支払機のある駐車場があります。いずれも村内および周辺域へのアクセスがよく、休日を満喫できるでしょう。

ブロードゲイト・メドーのOS地図(英国陸地測量発行の地図)位置参照番号はNY 338 077、ポストコードはLA22 9TAです。この駐車場は村の北端にあり、各ショップやカフェ、トイレにもほど近く(わずか200メートルほど)、アクセスは良好です。この駐車場の端にはベンチが数カ所設置されていて、そこからローゼイ川が見え、駐車場内には子供用遊具が用意されています。ヘルム・クラッグ、イーズデール・ターン、アルコック・ターン、そしてフェアフィールドのウォーキングをお考えの皆様には、この駐車場は最高のスタートポイントです。

ストック・レーンのOS地図(英国陸地測量発行の地図)位置参照番号はNY 339 072、ポストコードはLA22 9SJです。グラスミア村の入り口に位置するこの駐車場は、そこからダヴ・コテージに向かうこともできますし、ウィリアム・ワーズワースやセーラ・ネルソンの眠る聖オズワルド教会へと足を運ぶこともできます。また、ここを出発してシルバー・ハウやライダル・フェル、そしてラフリグなどへと向かうウォーキングもいいでしょう。

レッドバンク・ロードのOS地図(英国陸地測量発行の地図)位置参照番号はNY 335 073、ポストコードはLA22 9PUです。 この駐車場は村の中心、ガーデンセンターにほど近く、グラスミア・ジンジャーブレッド・ショップの目と鼻の先にあります。

Toilets

トイレ

グラスミア村の公衆トイレは、村の中心の公共広場に近いカレッジ・ストリート沿いにあります。また、通常トイレのほかに身体障害者専用トイレもあり、乳児のための寝台も設置されています。

トイレ(身体障害者専用トイレを含む)は、ストック・レーン駐車場にもあります。

Post Office

郵便局

グラスミア村の郵便局は、ストック・レーン沿いのオールド・コーチハウスにあります。車椅子のアクセスもあります。週7日朝9時より午後6時まで営業しています。

現金自動預け払い機(ATM)は、コープ(コンビニエンスストア)にあります。ただし、グラスミアには残念ながら銀行がありません。

Garden Centre

ガーデンセンター

グラスミア・ガーデン・ビレッジは、品質の優れた各種植物やギフトなど、豊富な品揃えで知られるガーデンセンター。苗小屋を意味するポッティング・シェッドという名のカフェもあり、紅茶やスコーンからお食事まで、すべて旬の食材を使用しています。お客様専用駐車場も完備しています。

Camera

写真撮影

多くの写真家を魅了するグラスミア。村を囲む二つの丘の頂きは共に、絶好のシャッターチャンスを提供してくれるでしょう。一方は、ダンメイル・レイズのヘルム・クラッグ山頂で、グラスミアの村と湖を眼下に一望のもとにできます。もう一方は、ラフリグ・フェル山頂で、ヘルム・クラッグまですっかり見渡せる絶好の景観を誇っています。変化に富む季節ごとの色彩、めくるめくように変わる天候、片時として同じでない光と影、グラスミアは、プロ、アマチュアを問わず、すべての写真家を魅了してやまないことでしょう

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ピクニック

グラスミア村内および周辺で、ピクニックをお楽しみいただけない場所はほとんどありません。しかし、牧歌的な風景を存分にお楽しみいただくとすれば、グラスミア湖岸やホワイト・モス・コモン、イーズデール・ターンへと向かう途中のスティール・ブリッジ、そしてグラスミア村の公園などが最高のピクニックスポットでしょう。

Kids Activities

お子様のためのアクティビティー

グラスミア村内および周辺でお楽しみいただける通常のウォーキングは、その多くが小さなお子様には困難なルートとなっています。特に、年齢差のある複数のお子様連れのご家族の場合、そう感じられることでしょう。そこで、お子様専用のアクティビティーをご紹介します。タフィー・トーマスのストーリーテリング(上記参照)、ダヴ・コテージおよびアランバンクで催される各種の子供専用イベント、グラスミア湖上の手漕ぎボートなどです。どうぞご家族でお楽しみください。

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